「サウナハットって効果あるの？」目的や役割とは？サウナハットの魅力をご紹介します

今や空前のサウナブーム。

健康に様々な効果があることもあり、老若男女問わず人気になっています。

その中でもサウナ愛好家(サウナー)にとって欠かせないのが「サウナハット」

サウナで帽子？と思ってしまいますが、なぜサウナーたちはサウナハットをかぶっているのでしょうか？

今回は、そんなサウナハットの効果や魅力についてご紹介します。

サウナハットがもたらす2つの役割

日常的にサウナに入るフィンランドなどでは一般的なアイテムですが、日本でもサウナブームの到来とともにサウナハットを見かけるようになってきました。

見た目のかわいらしさもあり、男女ともに人気のアイテムになっています。

もちろんファッションとしても注目を浴びていますが、サウナハットの主な役割は

「熱から頭を守るもの」

です。

その中で大きく2つ。

・急な頭の温度上昇によるのぼせを防ぐ

・熱や乾燥による髪へのダメージを防ぐ

という役割があります。

①急な頭の温度上昇によるのぼせを防ぐ

サウナにも様々な種類がありますが、一般的な高温サウナにおいては室内温度が80~90℃くらい。

高いところでは100℃ほどになるサウナもあります。

室内は高い席ほど温度が高くなるため、身体の中で最も高温にさらされるのが「頭」なんです。

体がしっかり温まる前に頭が熱くなり、のぼせてクラクラしてしまう可能性があります。

人間の脳は半分以上が脂肪でできているため熱に弱く、熱くなりすぎるとボーっとしていまいます。

これは決して良い状態ではありません。

そこで活躍してくれるのがサウナハット。

熱を遮るためにサウナハットを被ることで頭が熱くなりすぎないようにして、のぼせを防ぐことができます。

足先が温まるまでじっくりとサウナに入ることができるようになります。

②熱や乾燥による髪へのダメージを防ぐ

高いところでは100℃にもなるサウナ室。

実は熱は髪にとってはよくありません。

熱は髪へのダメージがとても大きいのです。

髪は主にタンパク質でできているため、熱で硬くなる性質があります。

乾いた状態の髪ならおよそ180℃までの熱に耐えられますが、濡れている髪は熱のダメージを受けやすい状態です。

100℃以上の熱にさらされる状態を繰り返すと髪に空洞ができやすくなり、水分が抜けてパサつきの原因となってしまいます。

サウナに入っているときは髪が濡れている場合がほとんどなので、サウナハットで髪を熱から守ってあげた方がダメージが少なくなるのです。

さらに、濡らせてから入ったはずのタオルが乾いてしまうように、室内が乾燥している場合もあるのでなおさらです。

頭をサウナハットですっぽりと覆うことで、しっかりと髪をダメージから守ってくれるのです。

頭皮の乾燥を防ぐ効果も

乾燥は髪だけではなく頭皮も同じことがいえます。

過度な熱を加えると毛穴の乾燥につながり、抜け毛やフケを引き起こす可能性もあります。

熱から頭皮を守るためにもサウナハットは効果的です。

抜け毛などの髪や頭皮の悩みやトラブルを抱えている方は、サウナハットを使って効果的に対策しましょう。