「なぜ、タオルは硬くなるの？」使うほどタオルが硬くなる原因とは？

タオルは使えば使うほど硬くなっていきますよね。

当初はふんわりして肌触りがよかったのに、使っていくとどんどんゴワゴワになっていきます。

なぜ、タオルは使うたびに硬くなってしまうのでしょうか。

主な原因は次のとおりです。

原因①：硬水の影響

タオルが硬くなる原因として、硬水による影響が挙げられます。

水には鉱物質が含まれており、特に硬水の場合はカルシウムやマグネシウムなどの鉱物質が多く含まれています。

これら鉱物質がタオルの繊維に付着して硬さを引き起こすことがあります。

原因②：洗濯中の繊維の損傷

2つめの原因は、洗濯や摩擦によってタオルの繊維が損傷されることによるものです。

特に洗濯機での激しい洗濯や強い洗剤の使用は、繊維を劣化させ、硬さの原因となります。

また、洗濯頻度も多くなると、繊維が締まり、硬くなることがあります。

原因③：洗剤の残留物

洗剤が完全に洗い流されなかった場合、残留物がタオルの繊維に付着して硬くなることがあります。

洗剤はタオルを洗浄する際に使われますが、洗い流しが不完全だったり、洗剤の量が多すぎたりすると、洗剤残留物がタオルの繊維に残り、硬さを引き起こす原因となります。

原因④：乾燥の仕方

タオルを十分に乾燥させない場合、湿気が残り、カビや細菌の繁殖が促進されます。

また、自然乾燥ではなく乾燥機を使用しても、適切な温度や時間で乾燥しないと、繊維が固くなる可能性があります。

タオルを柔らかく保つためには、適切な洗濯や乾燥、硬水用の洗剤を使用したり、洗剤残留物を避けるために十分なすすぎを行ったりすることが重要になります。

タオルが硬くならない対処法

上記では、タオルが硬くなる原因についてお伝えしてきました。

普段の何気ないことがゴワゴワを引き起こす原因になっていたりします。

これらを踏まえ、タオルが硬くならない対処法をお伝えしていきます。

ちょっとしたことでふわふわを保つことができますので、ぜひ実践してみてください。

対処法①：適切な洗濯方法

タオルはやさしく扱うことが重要です。

洗濯機の洗濯モードをデリケートや柔らかくするなど、適切な洗濯方法を選択しましょう。

また、強い摩擦や激しい洗濯は繊維を損傷し、硬さの原因となりますので、優しく扱うことが大切です。

対処法②：適切な洗剤

タオルをやさしく扱うのは洗剤も同じです。

柔らかい洗剤を選ぶようにしましょう。

硬水用の洗剤や、タオル用の柔軟剤を使用することで、繊維に付着する鉱物質を減らし、柔らかさを保ちます。

対処法③：十分なすすぎ

洗濯後はタオルをよくすすぎ、洗剤残留物を完全に除去しましょう。

残留物が繊維に付着することで硬くなる原因となるので、すすぎの時間をなるべく多くして残留物を減らしましょう。

対処法④：適切な乾燥方法

タオルを自然乾燥させる場合は、風通しの良い場所で十分に乾かします。

乾燥機を使用する場合は、低温で適切な時間をかけて乾燥させます。

高温の乾燥は繊維を硬くする原因となります。

また、乾かし方によってはタオルにイヤな臭いもついてしまいます。

濡れたままだと菌が増殖するので、乾かし方には注意が必要です。

対処法⑤：洗濯の頻度を調整

タオルは毎日の使用後に洗濯する必要はありません。

湿気をこもらせないようにして、数回の使用後に洗濯することで、繊維の劣化を防ぎ、柔らかさを保つことができます。

毎日使うアイテムだからこそ、使うときはいつも快適でありたい。

日常的なちょっとしたメンテナンスで、タオルのゴワゴワを防ぎ、ふわふわな状態を保つことができます。

「もうふわふわにならない！」

そんなときは、意外ともう替え時だったりします。

タオルの替え時についてはこちらで解説しています。

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「タオルの寿命の目安っていつ？」タオルの替え時のタイミングとは？

タオルは繊維なので、もちろん使うほど繊維に負担がかかります。

負担を繰り返していくと、繊維はどんどん硬くなっていきます。

案外、替え時のタイミングは「心地よさ」だったりもします。

やっぱりタオルは肌触りがよくて気持ちがいいものがいいですよね。

そんな心地いいタオルライフをぜひお過ごしください。