「”超長綿”とは?」肌ざわりのよさがクセになる素材の特徴
超長綿とは?肌ざわりのよさがクセになる素材の特徴
ファッションや生活雑貨など、綿素材のアイテムでたまに耳にする「超長綿」
すごく長い綿でありそうなことは読み解けますが、実際にはどんな素材でどんな特徴があるのでしょうか。
簡単にまとめてみました。
超長綿とは?
超長綿とは、やはり読んで字のごとくすごく長い繊維の綿のことです。
世界で生産されている綿のなかでもトップクラスの繊維長で、『綿のカシミヤ』と呼ばれている高級綿です。
生産量もわずかで、綿花の全生産量のうちたったの5%しか生産できない希少価値の高い綿です。
【繊維綿は長さで分類されています】
超長綿と呼ばれる綿は、繊維の長さ35mm以上の長い綿をさします。
長さによって名称が変わり、それぞれに分類されています。
<通常の綿 …20~25mm>
・短繊維綿 … ~21mm
・中繊維綿 … 21mm~28mm
・長繊維綿 … 28mm~
・超長綿 … 35mm~
超長綿は長繊維綿に分類されますが、そのなかでもとりわけ繊維の長い綿のことをさします。
超長綿の特徴
綿花の繊維は、長さが長いほど細くなっていきます。
細くなるにつれ手触りも良く、糸にすると反射率が高くなるため、上質な繊維になります。
繊維が長くなると、糸をつぐむ際はつなぎ目が少なくなるので、強度がうまれ強い糸にもなります。
そのため
・なめらかな肌触り
・しなやかな風合い
・シルクのような光沢感
・繊維が長く切れにくく丈夫
・吸水、吸湿、放湿
・軽い
など、様々な特徴があります。
肌触りの良さ、強度、吸湿性、放湿性、軽さなどなど、様々な点で優秀な素材なので、よくふとんやタオルなどで使われます。
超長綿は、希少価値が高いだけでなく、機能性の高い素材でもあるわけです。
超長綿の生産地
全生産量の5%しか採れない希少価値の高い超長綿は、世界各国の限られた地域のみで生産されています。
最高級超長綿といわれる、いくつか有名な超長綿がありますが、同じ超長綿でもそれぞれの地域で特徴があります。
・インドの超長綿「スビン」
インドのタミル・ナードゥ州の農家で生産されており、シルクのようなしっとりとした風合いが特徴です。
・アメリカの超長綿「スーピマ」
徹底した品質管理によりクオリティが維持されています。
スーピマ協会の厳しい基準をクリアしたものだけがスーピマコットンとなります。
徹底した管理のもとで製造されることにより、品質の維持を実現しています。
・エジプトの超長綿「ギザ」
ナイル川のデルタ地帯で栽培されている超長綿。
有名な超長綿としてギザ45・ギザ70・ギザ88が挙げられます。
・カリブ(西インド諸島)の超長綿「海島綿(sea island cotton)」
超長綿の中でも代表的な綿です。
カリブ地域ならではの気候により、ふんわりとした風合いが特徴です。
その他にも、ペルーの「ピマ・コットン」や、中国の「新疆綿」なども有名です。
超長綿を生産するための気象条件や生育環境が整っている限られた地域でのみ栽培されているのです。
タオルとの相性がバツグン
そんな希少価値の高い超長綿。
「切れにくくて丈夫」「軽い」「なめらかな肌触り」「吸水・吸湿」といった特徴をもつので、タオルとの相性がバツグンです。
逆にいうと、タオルに求める条件や機能が超長綿には詰まっています。
「軽くて丈夫、なめらかな肌触りがあるけどしっかり水分を吸いとってくれる。」
超長綿を使用したタオルはこのような特徴をもっているといえるのです。
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超長綿は、決して安価なものではありませんが、機能性が高く、非常に優れた素材といえます。
全生産量のうち5%しかとれない希少性は、「綿のカシミヤ」と呼ばれるだけあり、クセになるくらい肌ざわりの良さはバツグンです。
そんな超長綿をぜひお試しください。
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