【白Tシャツ愛好家】Tシャツの正しい洗濯方法

意外と知らないTシャツの正しい洗濯方法。

安価なアイテムだからと気にせず洗いがちですが、正しい洗濯をすれば新しく買ったTシャツも長く着ることができます。

特によく使う白Tシャツは白さの維持が大事になってきます。

Tシャツがヘタったら買いかえる、というスタンスもいいと思いますが、お気に入りのブランドのTシャツはそうもいかなかったりします。

仕事に趣味にと、余裕がない日は時短での洗濯でも構いません。

ただ、汚れが目立つようになったときや月に1度はひと手間かけた洗濯を行ってみてはいかがでしょうか？

正しい7つの工程を守り、丁寧に洗うことで諦めていた汚れが落ち、白さが取り戻せます。

Tシャツを捨てる理由で1番多い「ヘタレ」は、アイロンをかけるだけでもとどおりになることがほとんどです。

洗いや脱水の時間についても、実はかなりの人が間違った理解をしているのです。

定期的に繊維を痛めない正しいケアをすることで「Tシャツ＝シーズンごとに使い捨て」という考え方がなくなります。

皮脂で汚れたTシャツ、なかなか落ちない首元の黄ばみ

肌に直接触れるTシャツは、着続けるうちに襟ぐりの黄ばみや黒ずみが気になってきます。

これは皮脂やタンパク質が原因です。

あきらめて捨ててしまわずに正しい洗濯をしてみましょう。

STEP.01　下洗い　＜30分のつけ置きで汚れを落とす＞

まず、お湯に粉末洗剤を溶いて30分間つけおきをします。

白Tを洗う際は液体よりも粉末のほうが効果的です。

白さを追求するなら「過炭酸ナトリウム」を合わせて投入します。

高熱に弱い繊維もあるので30～50度が適温です。

黒ずみがひどい場合は、固形石鹸で揉み洗いをしましょう。

STEP.02　洗い　＜洗いは5分で、水量を増やす＞

洗いは5分で止めます。

長く回すと汚れが落ちると思いがちですがそれは間違い。

重要なのは水量より一段階上（＋約15ℓ）の推移に設定するのがいい。

ドラム式の場合は毛布洗いのコースなどにするといいです。

STEP.03　すすぎ　＜すすぎを3回設定に変更する＞

初期設定ではすすぎの回数が2回の洗濯機が多いので、今回の場合は3回に増やすといいでしょう。

2回設定だと汚れが残っている中に柔軟剤などが入ることになり、黄ばみをうむ原因になります。

このひと手間が洗い上がりの防臭にもつながります。

STEP.04　加工　＜柔軟剤とノリは用途で使い分けをする＞

たとえば、「レノアリセット」は繊維を保護して、生地の伸びを防ぐ効果があります。

ただ着用時の汗の吸水機能を弱める面もあるので、「ハミング」などの吸水性に優れた柔軟剤もおすすめです。

一方、パリッとさせたい人は洗濯ノリを使うといいでしょう。

STEP.05　脱水　＜脱水は1分がちょうどいい＞

実は5分の脱水と1分の脱水にはそれほど違いはありません。

洗濯機の初期設定はデニムのような素材も想定しているためTシャツにとってはキツすぎるのです。

長く脱水するほどシワができ、きれいに仕上がらない原因になります。

多少水分が残っているくらいがいいでしょう。

STEP.06　乾燥　＜実は部屋干しがおすすめです＞

紫外線で繊維は想像以上に傷つくので、部屋干しが基本です。

ここまでの工程を守れば汚れが落ち切っているので、太陽の下で乾かさなくても臭うことはありません。

逆に外での乾燥が黄ばみの原因になることも。

ハンガーは厚みのあるものを使用してください。

STEP.07　仕上げ　＜アイロンで本来の姿に＞

アイロンがけによって劇的に変化します。

シワを伸ばすというより形を整えるという意識で、首元はたるみを上から押さえつけるようにプレスするのがコツです。

首元のヨレがひどい時は、そこだけ濡らして乾燥機に入れると部分的に縮んで復活します。

たまに時間をかけるだけで新品の輝きを取り戻す

以上がTシャツの正しい洗濯の7つのステップです。

「下洗い」や「脱水」の時間など、ポイント押さえることできれいに生まれ変わります。

仕上げできちんと熱を加えることによって、生乾きのニオイもなくなるのです。

白Tシャツ愛好家の方はぜひお試しください。