雪駄の発祥。こうして雪駄はうまれました
雪駄の発祥。こうして雪駄はうまれました
Q. 雪駄とは?
「雪踏ともいわれていますが、底に皮をはった草履のことをさします。
後部に鉄片を打ったものもある。席駄(せきだ)。」
日本の伝統的な軽履物として有名であり、ファッションや海外においても注目をされるなど、現在でも一定のファンから支持を受けています。
そんな雪駄ですが、どのようにうまれたのか。
軽履物なのになぜ「雪」がつくのか。
発祥と歴史
雪駄をいつの頃から履くようになったかは定かでないが、一説には、室町時代の末頃からで、千利休の考案によるものといわれています。
茶人である千利休は、雪の日の茶席に向かう客人たちが履いていた草履を見て寒かろうと、皮などを草履の裏に張り防寒・防水機能を持たせた雪駄も作ったといわれています。(諸説あります)
雪駄は雪踏とも書くように、草履で雪の上や湿気の多い路を歩いても、水気が表にしみ通らないようにするためや、かかとの部分が早く傷むのを防ぐための補強工作として裏に皮をはるようになったのです。
茶人からは数寄屋草履とも呼ばれていました。
そんな雪駄は、江戸時代になると庶民の間で大流行していきます。
元禄時代(1688~1704年)になると、流行するあまり様々な種類の雪駄がでてきました。
雪駄の一つの特徴である鋲打ちは、歩くと裏金と地面がすれチャラチャラと音をたてるが、これは江戸の侠客の間から始まったといわれています。
また、天保改革(1841~43年)以前には、裏金の鋲を赤銅で作り、これに金象篏(きんぞうがん)を施したぜいたくな雪駄もあったそうです。
茶人として名を馳せた偉人の粋な気遣いからうまれた履物は、こうして庶民にも普及し、人気を誇るようになっていきました。
草履をさらに防寒・防水機能や補強を施した雪駄。
つまりより便利に、快適になるように考案された、いわばプロダクトの基本ともいえる発想でうまれたというわけです。
そんな雪駄は、現代では伝統的な履物して位置づけられています。
伝統や歴史を楽しむだけではなく、モノの本質としても楽しむことができるプロダクトではないでしょうか。
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