【産地】雪駄の産地はココ。 〜日本の名産を巡る〜
【産地】雪駄の産地。 〜日本の名産を巡る〜
『日本の名産を巡る』 -雪駄編-
日本には全国各地に様々な産業が発展し、”産地”といわれる地域があります。
今回は、日本の伝統工芸品として有名な雪駄の産地をご紹介します。
雪駄はジョンレノンがスーツと合わせて着ていたことをはじめ、多くの著名人からも人気を誇っています。
現在ではあまり馴染み深いものではないのかもしれませんが、コアなファンが根深くいる雪駄。
そもそも雪駄とは。
「底に皮をはったぞうり。後部に鉄片を打ったものもある。席駄(せきだ)。」
のことをさします。
発祥は諸説ありますが、千利休が水を打った露地で履くためや、下駄では積雪時に歯の間に雪が詰まるため考案したとも、利休と交流のあった茶人丿貫の意匠によるものともいわれています。
そんな雪駄はどこで作られているのでしょうか。
雪駄の産地
雪駄の産地は、奈良県三郷町エリアにありました。
奈良県といえば、大仏や奈良公園の鹿などが有名です。
歴史的建造物などがあるため、観光地として人気のエリアです。
そんな奈良県は、履物製造業として盛んな地域でもあります。
『雪駄』はそのひとつなのです。
歴史的背景
奈良県の雪駄産業は、江戸時代から始まったといわれています。
江戸時代、農家の副業としてわら草履製造から発展しました。
1870年頃より鼻緒製造を始め、1920年頃には年間900万足もの鼻緒を生産するようになりました。
1955年頃には、三郷町エリアでは多くの和履き製造業が集積し鼻緒を製造していたが、1960年頃には全国的に和履き製造が盛んになり、ゴム製の和履き製品を製造するようになっていきました。
しかし1970年頃までには、全国的に和履き製造からサンダル製造へ変遷していきます。
このような時代の流れの中で、和履き製造地域としては奈良県三郷町集積が全国で唯一であり、現在も和履き製造を継承しています。
農業の副業として始まったこの産業では、現在でも職人さんがひとつひとつ丁寧な手作業で製造を行なっています。
サンダルなど、他の軽履物とはまた違った履き心地の良さは、なんともいえない心地よさを味わわせてくれます。
日本がうんだ伝統を、ぜひ体感してみて下さい。
雪駄 花緒をずらした履きやすい雪駄サンダル [奈良]
販売価格
¥ 6,820 (税込)
商品紹介
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