木のしゃもじの正しいお手入れ方法とカビ予防の秘訣
木のしゃもじの正しいお手入れ方法と
カビ予防の秘訣
毎日のご飯には欠かせない「しゃもじ」
プラスチック製も多いですが、木製のしゃもじを使っている方は、ご飯粒がつきにくく、手になじむ温かさに魅力を感じているのではないでしょうか。
でも、木という素材は、水や湿気に弱く、扱い方を間違えるとカビが生えたり、黒ずんだり、ひび割れてしまうリスクがあるんです。
「買ったばかりなのに、すぐにダメになっちゃった…」
なんてことになったら悲しいですよね。
今回は、木のしゃもじを清潔に保ち、何年も愛用するための「正しい洗い方」「乾かし方」「カビ予防のコツ」を解説していきます。
長く使えるからこそ、丁寧に手入れをして、あなたなりのしゃもじに育てていきましょう。
木のしゃもじの基本的な「洗い方」と「乾かし方」
木のしゃもじを長持ちさせるには、日々のちょっとした習慣が大切なんです。
まずは基本の「洗い方」と「乾かし方」です。
【正しい洗い方の3STEP】
「普通に洗えばいいんじゃないの?」と思われがちですが、木製品には特有の注意点があるんです。
<STEP①:すぐに洗う>
ご飯をよそったあと、すぐに水、またはぬるま湯で洗い流します。
ご飯粒やデンプン質が乾燥して固まると、木材の繊維の奥に入り込み、黒ずみやカビの原因になってしまいます。
よそったらすぐに洗い流しましょう。
<STEP②:洗剤は少なめに、やさしく洗う>
スポンジの柔らかい面を使い、中性洗剤を少量だけつけて、表面を優しく洗いましょう。
木は洗剤を吸い込みやすい性質があります。
洗剤が残りすぎると、ご飯に匂いが移ることも。
ゴシゴシ洗いは木の表面を傷つけるのでNGです。
<STEP③:素早くすすぐ>
流水で洗剤分が残らないよう、素早くしっかりとすすぎます。
長時間水に浸けておくのは厳禁。
木が水分を吸いすぎて、ひび割れやカビの原因になります。
食器洗い乾燥機はNG!
食洗機の高温・高圧洗浄は、木材を急激に乾燥させ、ひび割れや変形を招きます。
手洗いで優しく洗ってあげてください。
【カビ予防の肝!徹底した乾かし方】
洗った後の「乾かし方」こそが、カビの発生を左右するポイントになります。
<①水気を拭き取る>
洗い終わったら、清潔な布巾やキッチンペーパーで、水分を丁寧に拭き取ります。
<②風通しの良い場所で自然乾燥>
湿気がこもらない、風通しの良い場所で完全に乾かします。
<③立てて乾かす>
平置きするよりも、水切れの良いカトラリー立てなどに立てておくのがおすすめです。
直射日光はNG!
「早く乾かしたいから」と、直射日光に当てるのは避けてください。
急激な乾燥は、木材を反らせたり、ひび割れさせたりする原因になります。
自然な風でゆっくり乾かすのがベストです。
もしもカビや黒ずみが…?のトラブル解決
しっかりお手入れしていても、湿気の多い時期などはトラブルが起こることもあります。
そんな時の対処法と、予防の裏技をご紹介します。
【緊急対処】黒ずみや軽いカビを見つけたら
「あれ、しゃもじの端が少し黒い…?」
そう思ったら、試してほしい対処法があります。
<薄めた漂白剤に短時間だけ浸ける>
食器用の塩素系漂白剤を薄め、黒ずんだ部分を数分だけ浸けます。
長時間浸けすぎると、木材を傷めたり、特有の匂いが残ったりします。
必ず時間を守り、少しでも色が変わったらすぐに取り出してください。
<熱湯消毒(煮沸消毒)>
鍋に水を張り、しゃもじを入れて数分間煮沸します。カビの菌を殺菌するのに効果的です。
煮沸後は、すぐに取り出して急冷せず、自然に冷ましてから風通しの良い場所で完全に乾かします。
急激な温度変化はひび割れの原因になります。
<しゃもじが臭う時には>
木のしゃもじにご飯の匂いが染みついてしまったら、「塩と米ぬか」を使って擦る方法があります。
塩には研磨作用が、米ぬかには油分と吸着作用があるので、優しく擦ってから洗い流すと、匂いが軽減することがあります。
【予防策】オイルメンテナンスで「保護膜」を作る
木のしゃもじを水や汚れから守るために、定期的なオイルメンテナンスが非常に有効です。
<用意するもの>
食用として安全なオイル(亜麻仁油、えごま油、くるみ油など)
清潔な布またはキッチンペーパー
<やり方>
①しゃもじを完全に乾燥させます。
②布に少量のオイルをつけ、しゃもじ全体に薄くムラなく塗り広げます。
③そのまま半日~一日放置して、オイルを木に浸透させます。
④最後に、オイルがべたつかないように、表面に残った余分なオイルをしっかりと拭き取ります。
このオイルの膜が、水分の侵入を防ぎ、汚れや黒ずみを予防してくれるんです。
月に1回程度のペースで行うと、しゃもじの寿命が格段に延びますよ。
愛着が湧く「しゃもじとの付き合い方」
木のしゃもじのお手入れ、意外と簡単そう、と感じていただけたでしょうか?
まとめると、木のしゃもじを長持ちさせる秘訣はこの3つに集約されます。
-
とにかく「素早く」洗うこと!(ご飯粒を残さない)
-
徹底して「完全に乾かす」こと!(湿気は大敵)
-
たまに「オイルでケア」すること!(保護膜を作る)
木製品は、使えば使うほど色味が変化し、手に馴染み、「自分だけの道具」になっていく魅力があります。
これは、プラスチック製品にはない、愛着の湧く感覚ですよね。
もし今日まで「洗って水切りカゴに入れっぱなし」だったとしたら、今日からぜひ、洗った後に布で水気を拭き取り、風通しの良い場所で立てて乾かすという簡単な一歩を実践してみてください。
今晩しゃもじを洗うときには「洗剤を少量だけ」にして「すぐに水気を拭き取る」というところから始めてみましょう。
手間だと思わずに、愛着をもって接してみてくださいね。
このひと手間を加えるだけで、あなたの木のしゃもじはきっと何年も現役で、美味しいご飯をよそってくれる「一生もの」の道具になるはずです。
岐阜で育った木材を使用したしゃもじ
当店では、豊富な自然のある岐阜県で育った「東濃ひのき」と「付知山桜」を使用したしゃもじをご用意しています。
東濃ひのき | しゃもじ 23cm スリムで使いやすい東濃ひのきのしゃもじ SALIU [岐阜]
販売価格
¥ 1,430 (税込)
商品紹介
付知山桜 | しゃもじ 23cm スリムで使いやすい山桜しゃもじ SALIU [岐阜]
販売価格
¥ 1,430 (税込)
商品紹介
プラスチックとは違ったやさしい風合いをぜひお楽しみください。
関連商品
-
東濃ひのき | しゃもじ 23cm スリムで使…
¥ 1,430 (税込)
-
付知山桜 | しゃもじ 23cm スリムで使い…
¥ 1,430 (税込)
-
東濃ひのき | まないた SALIU 軽くて衛…
価格帯: ¥ 6,600 – ¥ 8,250 (税込)
-
付知山桜 | まないた SALIU 耐久耐水で…
価格帯: ¥ 3,300 – ¥ 7,040 (税込)
-
付知山桜 | 丸いまないた SALIU 耐久耐…
価格帯: ¥ 5,280 – ¥ 6,380 (税込)
-
付知山桜 | 木べら 炒め用 27cm スリム…
¥ 1,870 (税込)
-
付知山桜 | 木べら 煮込み用 26cm スリ…
¥ 1,760 (税込)
-
付知山桜 | 木べら 返し用 26cm スリム…
¥ 1,980 (税込)
-
付知山桜 | バターナイフ 塗りやすくて…
¥ 1,100 (税込)
産地を温ねて心づく日本製
「産地を温ねて心づく日本製」
産地を訪ねる
歴史や文化を温ね
いろんな職人技に心づく
各地の素晴らしい伝統産業や職人技術で
心地よく豊かなライフスタイルを
ご提案致します。
「たずねる。心づく。豊かな暮らしを。」
<MADE IN JAPAN>
brand | afugi |
---|---|
online store | https://afugi.net/ |
open | online 24h |
tel | 03 6820 2079 |
contact | info@afugi.net |