「熱燗やぬる燗の飲み方とは?」燗酒でポカポカ美味しくまったりと。
「熱燗やぬる燗の飲み方とは?」燗酒でポカポカ美味しくまったりと。
種類や飲み方のバリエーションが豊富な日本酒。
バリエーションが豊富だからこそ、いろんな楽しみ方ができます。
そんな楽しみ方のひとつとして人気なのが、日本酒を温めて飲む「燗酒」
体がポカポカと温まり、晩酌好きにはたまらない至福の時間です。
そして燗酒にも「熱燗」や「ぬる燗」など種類が様々。
今回は、燗酒の飲み方や作り方についてご紹介していきます。
そもそも日本酒とは?
そもそも日本酒とはどのようなものでしょうか?
酒税法によると
・原料に米を含むこと
・「こす」という工程を含むこと
を指します。
「祝い事で飲むお酒」のようなイメージもありますが、晩酌など自宅で気軽に楽しめるお酒のひとつです。
近年では日本文化として海外でも人気がでていますね。
燗酒におすすめの日本酒は?
日本酒は「純米酒」「吟醸酒」「本醸造酒」などの種類や造り、使用した酵母などによって、飲むときに適した温度が異なります。
日本酒は一般的に、温めると香りが豊かになり、旨味がふくらんで口当たりがまろやかになります。
一方でアルコールの刺激は温度が上がるごとに強くなるため、より辛口に感じられるといわれています。
燗酒には「純米酒」と「本醸造酒」
こうした変化をより楽しめるのは、米の旨味とコクが強く感じられる純米酒や本醸造酒(あまり精米していないタイプ)です。
また、生酛造りや山廃仕込みのお酒も温めることで旨味とコクが増します。
冷酒とは違った芳醇な味わいが生まれるのでおすすめです。
「大吟醸酒」や「吟醸酒」は不向き
また、香り高いタイプの大吟醸酒や吟醸酒は、温めすぎると香りが変化し、魅力が損なわれてしまうため、お燗には不向きといわれています。
もちろん、吟醸酒のなかにも燗をつけることでおいしくなるものがありますが、温めすぎは禁物。
「ちろり」などを使い、人肌燗からぬる燗くらいまでの温度で味わってみてください。
「爽酒」と「醇酒」もおすすめ
日本酒は、さらに味わいや香りの特徴から「薫酒」「爽酒」「醇酒」「熟酒」と、大きく4つに分類することができます。
そのなかでお燗にむくのは、フレッシュで清涼感ある爽酒と、旨みとコクのある醇酒。
温めることでより旨味とコクを味わうことができます。
燗酒の種類とお燗の温度は?
日本酒を温めると、お米本来の甘みやうまみが引き出され、 常温よりもまろやかな口当たりになります。
アルコールのとがりがやわらぐので、飲みやすくなると感じる人も。
また、ひと口に燗酒といっても、温度帯によって味わいががらりと変わってくるのも魅力です。
ご自分のお好みに合わせて、美味しい温度を見つけてみてください。
熱燗
[温度] 50~55℃
[おすすめ] 本醸造酒
熱燗というとすごく熱いお酒をイメージしますが、実際は50~55℃の温度。
味わい、香りがシャープに。
本醸造酒におすすめ。
上燗
[温度] 45~50℃
[おすすめ] 純米酒 / 本醸造酒
45~50℃の上燗は、引き締まった香りを感じ、味わいにふくらみが出ます。
純米酒や本醸造酒に。
ぬる燗
[温度] 40~45℃
[おすすめ] 純米酒 / 本醸造酒 / 吟醸酒
熱くはない程度で、香りがよく引き立ちます。
吟醸酒にも。
人肌燗
[温度] 35~40℃
[おすすめ] 大吟醸酒 / 吟醸酒
35~40℃の触ると温かい程度の温度。
米や麹のいい香りが楽しめます。
大吟醸酒や吟醸酒でも。
燗酒の美味しい飲み方
お燗をつけるには、湯煎をする方法と電子レンジで加熱する方法の2種類があります。
電子レンジでの加熱は、時間がない時に便利。
燗酒を美味しく飲むには「湯煎」がおすすめです。
アルコールは78℃で沸騰するので、80℃程度のお湯につけて温めれば、沸騰したお湯につけるよりも風味がまろやかになり、アルコールの刺激もおさまります。
アルコールが揮発する温度より低い状態で燗がつくため、香りが抜けることもありません。
鍋やヤカンで沸かしたお湯に、ちろり・燗徳利を入れ、美味しい温度になるまでゆっくりと温めます。
湯煎時間と日本酒の温度は以下の通りです。
- 2分程度・・・30~40℃
- 3分程度・・・40~45℃
- 4分程度・・・45~50℃
酒器の大きさや材質、気温などによって若干前後するので温度計で計ってチェックすると良いでしょう。
「ちろり」で燗酒を楽しもう
燗酒を楽しむ上で絶好のアイテムが「ちろり」
ちろりがあれば、簡単に楽しく、雰囲気も味わいながらお燗を楽しむことができます。
「ちろり」で日本酒を温める方法
<手順①>
「ちろり」に日本酒を注ぎ、湯煎するための鍋ややかん、酒燗器などに水を入れます。
「ちろり」に入れたお酒の高さと鍋に入れた水の高さが同等、または鍋の水のラインが上になるよう調節します。
<手順②>
量を調整したら、鍋またはやかんから「ちろり」を引き上げ、お湯を沸かします。
<手順③>
沸騰する直前で火を止めて、日本酒の入った「ちろり」を湯に浸します。
好みの温度になったら、「ちろり」を引き上げます。
「ちろり」を使用するときのポイント
火を止める温度は90度程度がおすすめです。
ぬるめが好みだからと低い温度で湯煎すると、温まるまでに時間がかかってアルコール分が飛んでしまうこともあるので注意が必要です。
燗酒の温度は、「ちろり」を湯に浸す時間の長さで調節が可能です。
湯煎にかける時間と温度の関係は、「ちろり」の材質や大きさ、鍋のサイズや深さ、湯量などによって異なるので慣れるまでは温度計を使いながら温めてもいいかもしれません。
燗酒の飲み頃は、飲む人の好みで異なります。
蓋の有無や日本酒の種類、温度帯によっても香りや味わいが変わってくるので、いろんな組み合わせを試してお気に入りを探してみてください。
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